選ぶ幼稚園(保育園)でここまで変わる!その5

目次

運動会を通して実感したこと

運動会での息子の姿を見て、転園していなかったら、この成長はみられなかっただろうと思います。

今までも幼稚園はかなり吟味して選んできましたが、年長にしてようやく見えてきたものがありました。

「リトミック」「英語」「食育」「先行学習」等、幼稚園も入園してもらう為に多くのものを用意していますが、

その活動は本当にそこでしか出来ないものでしょうか。

週1程度入るその活動よりも、毎日行われる園での活動が子供に与える影響が大きく大切です。

幼稚園の選び方

1運動量の多さ

幼稚園Aと幼稚園Bの決定的な違いは、園内で息子自身が運動している時間が多いかどうかです。

どの著書でも発達障害改善の方法で必ず問題になるのは「動き」についてだからです。

諸説ありますが、生物は最初「動き」が生まれ、その動きを記憶するために「脳」が生まれたという説があります。

運動することがいかに脳にとって大切かは、多くの本に書いてあります。


※参考著書

先生の準備を待つ、説明を聞く、全員が出来るまで待つといった、「受け身」「待ち」の時間も勿論大切ですが、

小学校に入ったらほぼこればかりで、格段に体を動かす時間が減ります。

シナプスが盛んなこの時期こそ運動する時間の多さが大切になります。

脳の成長を促す1日1万3千歩以上の運動を自宅でカバーするのは大変!でも、幼稚園英語やリトミックは家でも可能な程度の内容です。

2発達障害(自閉症)の子供への対応

見学や体験入園の際、見ていただきたいのは、

他の発達障害児への先生方の対応です。

体験入園の際は特に、自分の子供に目がいきがちですが、

体験で来てますし、親の目もありますから先生方もひどい対応はしません。

通常稼働している他の発達障害児への対応が一番普段の園の姿です。

平日の園の様子(親の目がない状態)を外から見てみることも大切です。

公園遊びをさせる幼稚園であれば、同時間帯に公園子供を連れて遊びに行ってみるのもおすすめです。

評判や人気と実態は異なることも多いです。親の目がない時の先生と子供の様子

暴言・ため息・舌打ち・脅し的言い方・暴力ギリギリライン・無関心・先生方の仲の悪さ

・・・いくつかの幼稚園でそんな様子を目にしました。

我が家から徒歩1分のところに大人気の幼稚園がありますが、通わせませんでした。

3 先生達が仲がよさそうか

先生方が仲良い=離職率が低い幼稚園は園の環境がよいです。

先生同士が仲が良いと協力し合う関係があり、息子がふら~っと別のクラスに行ってしまっても、

他のクラスの先生が受け入れてくださり、息子の担任の先生をサポートしてくれる状態でした。

注意すべき幼稚園は

①副園長や年配の先生(50歳越え)は長いものの、その他先生の離職率が高い・若い先生しかいない。

いい幼稚園は育休あけた20代後半~40代の中堅の先生がいます。

出産後、戻りたいと思える幼稚園ということです。

②幼稚園からこども園へ変わったところ

保育士の知人によると、幼稚園と保育園とでは、物の管理や子供への対応でやり方が違うことが多いそうです。

古くからの幼稚園がこども園に変わった場合、既存の幼稚園の先生と新しく入ってきた保育士さんとの間に

「なにそのやり方!?」という確執がうまれ、仲が悪くなることがあるとか・・・

近所の大人気こども園の内情はまさにこの状態でした。

療育施設の先生方は送迎で幼稚園に入っていたり、
他のお子様の相談などから、園の様子や内情を知ってる場合があるので、
是非色々聞いてみるといいと思います。

幼稚園見学の際、先生方の様子を見ておくことも勿論ですが、先程も記載した通り、

平日に幼稚園のそばを通行しつつ、先生方が仲良さそうか観察してみることをお勧めします。

幼稚園との関係づくり

我が家は年長にして素晴らしい幼稚園に巡り合いましたが、全てが良かった訳ではありません。

今でもお付き合いさせていただく、素晴らしいママ達に出会えたのもこの幼稚園ですが、

一方で他のママから「うちの子供の視界に入らないようにしてほしい」「寄ってこないで」と言われたこともあります。

息子を見ながらヒソヒソ「なにあの子?」と言われるのはよくあること。

精神的に追い込まれ、息子にきつくあたってしまったこともあります。

幼稚園で私が心がけていたこと

①入園児に息子の特性・困りごとへの対応(𠮟り方・接し方)を表に作成して渡す。

②入園後、先生から幼稚園での困りごとを相談された際は、その対応方法をこちらで考え幼稚園に提案する。

 ※対応に必要なもの(カード・シール等)があれば、こちらで作成して幼稚園へ渡す。

③幼稚園のお手伝いには進んで参加する。

④「いつもありがとうございます。」と先生に声をかける。

副園長先生からは、

ママが「いつもありがとうございます」と言ってくれるから、
私達も頑張ろう!って思えるわ。

と言われたことがあります。

幼稚園時代、とにかく多動の息子を追いかけてずっと走ってました。

親でこんなに大変ですから、他の子供達も見なくてはいけない先生はもっと大変です。

いつも「おかげさまで」の心でと、それを息子にも伝えていました。

私も夫も息子と向き合うことにもがいていて、その必死さは周りの人達に伝わって、

先生や協力してくれる友人を得ることが出来ました。

退園勧告を受けてから紆余曲折した幼稚園選びでしたが、着地は最高で終わることができたのは、

本当によい幼稚園に出会えたことが大きいと思います。

この後、環境が子供に与える大きさを、小学校に入って痛烈に思い知らされることになります。毎日過ごす環境本当に大切です!

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

どなたかの幼稚園選びのお役に立てれば幸いです。

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この記事を書いた人

更年期突入の40代後半。

2024年現在、小学3年生の自閉症スペクトラムの男の子(1名)の母親業をしております。

ASD&ADHD
汚言症
低身長自費治療

これと向き合う為、今までトライしてきたもの数知れず。失敗してきたもの数知れず。
戦場のような我が家のトライ&エラーの記録です。

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